「美人局(つつもたせ)」は、女Aが他の男Bを誘惑し、共謀した男Cがそれを口実として男Bから金品などを恐喝する行為、またはそれをする人を指す言葉。女性が未成年の場合、「美人局」の被害者は「青少年保護育成条例」違反や「児童買春」の罪に問われる可能性があるので警察に被害届が出せず、泣き寝入りになりやすい。
女性の側から誘いを受け、あまりにも事がうまく運ぶようなときや、待ち合わせ場所が目まぐるしく変わるなどの不自然な時には「美人局」の可能性を疑うべきだ。他にも、指定されたホテルや相手の部屋などの孤立した環境へ行くのも避けた方がよい。また、事後のメールや電話のやりとりでも一定の傾向があり、例えば「子供ができたかもしれないからお金払って」や、援交代金の話がこじれたときに「私の代わりにこの男の人と話して」などと、急に不自然な方向に話が行くことが多い。ちなみに、最近では逆に援助交際目的の女性を狙う「逆ツツ(逆美人局)」というものも増えてきている。この場合は、家族や友人・恋人・学校・職場など女性の周囲にばらす、といった形で女性をゆする。こうした悪質な「美人局」の被害に遭わないためにも、出会い系サイトを通じて出会う場合は、慎重に連絡をとった後が良いだろう。
出会い系用語集“美人局,つつもたせ”